小輿(読み)コゴシ

デジタル大辞泉 「小輿」の意味・読み・例文・類語

こ‐ごし【小×輿】

輿の一。台の四辺朱塗りの高欄を巡らしただけで屋形のないもの。従者かさ台上の人にかざす。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小輿」の意味・読み・例文・類語

こ‐ごし【小輿】

  1. 小輿〈春日権現験記絵〉
    小輿〈春日権現験記絵〉
  2. 〘 名詞 〙 手輿一種。台の四辺に朱塗の高欄をめぐらしただけで屋形のないもの。従者が蓋(がい)を取り、台上の人にかざすのを例とした。毎年正月八日に行なわれる最勝講講師法華講講読師が乗る。また、斎宮伊勢から入京する折に、伊賀の堺で乗り替え用に用いる。〔儀式(872)〕

しょう‐よセウ‥【小輿】

  1. 〘 名詞 〙 普通より小さめに作られた輿(こし)。〔儀式(872)〕 〔新唐書‐襄邑王神符伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android