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最勝講 サイショウコウ

大辞林 第三版の解説

さいしょうこう【最勝講】

平安時代以降、清涼殿で、毎年5月中の吉日を選んで5日間、東大寺・興福寺・延暦寺・園城寺の高僧を召して、「金光明最勝王経」全一〇巻を、朝夕二座、一巻ずつ講じさせて国家安泰を祈った法会。

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世界大百科事典内の最勝講の言及

【最勝会】より

…一方,平安京円宗寺においても1082年(永保2)2月に最勝会が開始され,当寺の法華会と法勝寺の大乗会とともに北京三会と称して,南都三会に準じ,延暦,園城両寺で隔年勤修したが,鎌倉時代末に至り円宗寺の廃寺とともに廃絶した。《最勝王経》の盛行はすでに奈良時代からみられるが,最勝会のほか最勝講と称して,国家の安泰,天皇の長寿を祈願する法会が,1002年(長保4)から毎年5月の吉日を選んで5日間,宮中で釈迦を本尊とし毘沙門天,吉祥天を脇侍として,東大,興福,延暦,園城の4寺の学僧を招いて行われ,恒例化した。仙洞(せんとう)最勝講,法勝寺最勝講とともに三講の一つに数えられたが,南北朝期以後衰退した。…

※「最勝講」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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