コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

小野恒柯 おのの つねえだ

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

小野恒柯 おのの-つねえだ

808-860 平安時代前期の官吏,書家。
大同(だいどう)3年生まれ。小野篁(たかむら)の従弟承和(じょうわ)2年少内記となり,大内記,大宰少弐(だざいのしょうに),右少弁,播磨守(はりまのかみ)などを歴任。草書,隷書(れいしょ)の名筆といわれ,その書は世人の手本とされた。貞観(じょうがん)2年5月18日死去。53歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典の解説

小野恒柯

没年:貞観2.5.18(860.6.10)
生年大同3(808)
平安前期の官人,書家。出羽守滝雄の子。小野 篁 は従兄。学問を好んで文才を発揮,ことに承和8(841)年12月,渤海使者の賀福延ら105人が長門国(山口県)に来着したときには存問渤海客使に任じられている。この間近江大掾などを歴任したが地方官としての治績はいまひとつで,のち播磨守在任中などは「治,簡要を貴び,政,開明せず」などと毀誉相半ばするような評価が与えられている。自分の信ずるところに従い表裏のない人物であったが,傲岸な面があったからであろう。書道では絶妙の才能を有し,その筆跡愛重しないものはいなかったという。

(瀧浪貞子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

小野恒柯の関連キーワード没年官吏

今日のキーワード

内密出産

ドイツで2013年に法律が制定され、14年から実施されている妊婦支援の制度。母親は相談機関に実名で相談し身元を明かす証書を封印して預け、医療機関では匿名で出産する。子は原則16歳になったら出自を知るこ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android