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尻尾の釣り しっぽのつり

世界大百科事典 第2版の解説

しっぽのつり【尻尾の釣り】

昔話。キツネ尻尾で魚釣りを試みて失敗する話。〈川獺(かわうそ)と狐〉とも呼ばれる。キツネがカワウソに魚の捕らえ方を問う。カワウソは,キツネの尻尾を水にひたして釣ると教える。キツネはだまされたと知らずに,尻尾を水に入れる。やがてキツネの尻尾は凍結し,そのために逃げることができず人間に捕らえられる。またカワウソの招待を受けながら,いっこうに答礼の饗応をしないキツネと,それを憤慨するカワウソの仕打ちとしても語られる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の尻尾の釣りの言及

【魚】より

…これらの人々が言語,文化の伝播に果たした役割は大きい。魚が昔話や伝説の不可欠の構成要素とされているものに,助けた魚が女の姿となって女房になり幸運を与える〈魚女房〉,動物が尾で魚を釣ろうとして氷に閉じられしっぽを失う〈尻尾(しつぽ)の釣り〉などがあり,魚を捕らえて帰る途中で怪しいことが起こり復讐を受ける〈おとぼう淵〉〈よなたま〉などの伝説(〈物言う魚〉)は,魚が水の霊の仮の姿であるという信仰があったことを物語っている。淵の魚をとりつくす毒流し漁を準備しているとき,それを戒める旅僧に食物を与えたところ,獲物の大魚の腹からその食物が現れ,漁に参加した者がたたりを受けたという話(魚王行乞譚,〈物食う魚〉)もこの古い信仰の流れの末である。…

※「尻尾の釣り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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