尻焼烏賊(読み)シリヤケイカ

デジタル大辞泉 「尻焼烏賊」の意味・読み・例文・類語

しりやけ‐いか【尻焼烏賊】

コウイカ科の頭足類。胴の後端尾腺から赤褐色の液を出す。東京湾・富山湾以南に分布食用。はりなしこういか。しりくさり。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「尻焼烏賊」の意味・読み・例文・類語

しりやけ‐いか【尻焼烏賊】

  1. 〘 名詞 〙 コウイカ科のイカ。太平洋側では房総半島、日本海側では富山湾以南の沿岸に分布する。胴はほぼ楕円形で、外套の長さ約一八センチメートル。腕は胴長の約半分。コウイカに似るが甲羅の後端に刺状突起がない。胴の後端にある小開口から赤褐色の液を分泌するのでこの名がある。ひれは胴の全長にわたってつき、基部に白い線がある。雄には褐色の地に白点があるのでホシイカとも呼ばれる。味はコウイカより劣る。刺身のほか、甲羅を付けたまま乾燥して、甲付きするめをつくる。まいか。はりなしこういか。すみいか。《 季語・春 》

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「尻焼烏賊」の解説

尻焼烏賊 (シリヤケイカ)

学名Sepiella japonica
動物。コウイカ科のイカ

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android