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屯渓 とんけい

百科事典マイペディアの解説

屯渓【とんけい】

中国,安徽省南東部の黄山市の一区。付近に産する屯渓茶の集散地として知られる。1975年休寧県を分割して屯渓市が設置されたが,現在は黄山市の屯渓区となっている。1959年西郊で西周時代の墓が発見された。

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世界大百科事典 第2版の解説

とんけい【屯渓 Tún xī】

中国,安徽省南東にある市。銭塘江の支流である新安江上流の作る盆地の中央にある。徽州地区の中心。盆地の東には歙(しよう)県(徽州),西には休寧県があり,古くからの中心はこの両地にあった。この盆地は安定した自然環境にあって,安徽省では最も農業生産に恵まれた地域であり,明中期以後は新安商人の故郷として全国的に知られるようになった。屯渓は盆地中央の要衝にあり,物資集散のための鎮市が設けられた。周囲は茶,材木,竹等を産し,とくに茶は特別の香気風味を有するところから海外でも珍重され,屯渓でその集積精製が行われるために屯渓茶(屯緑)と呼ばれた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

屯渓
とんけい / トゥンシー

中国、安徽(あんき)省南部の黄山(こうざん)市にある区。銭塘江(せんとうこう)支流の新安(しんあん)江の上流に位置する。人口14万9305(2000)。明(みん)・清(しん)時代より屯渓鎮として知られ、1949年に市が設置された。63年に一時撤廃され休寧(きゅうねい)県に編入されたが、76年にふたたび市となった。さらに87年黄山市に編入され、その市轄区となった。従来より新安江の航運と省南部の陸路との接点として、徽州(きしゅう)地区の経済の中心である。山岳地帯で産する茶、竹、木材などの集散地で、製茶業が発達し「屯緑茶」の名で知られる。[林 和生]

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