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新安商人 しんあんしょうにん Xin-an shang-ren; Hsin-an shang-jên

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

新安商人
しんあんしょうにん
Xin-an shang-ren; Hsin-an shang-jên

中国,安徽省徽州府出身の商人。新安は徽州の古名。明・清時代を通じて中国商業界では北方の山西商人と並んで南北の二大勢力であった。その活動は明の中頃から活発となり,揚州の塩商として発展,清の乾隆時代 (1736~96) に最高潮に達した。

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百科事典マイペディアの解説

新安商人【しんあんしょうにん】

中国,安徽(あんき)省旧徽州府出身の商人をさす。徽州府の旧名を三国時代の晋から唐にかけて新安郡といったことからこの名がある。明の後期から清の前期にかけて活発な活動を展開,同郷出身の団結心で結束した。

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世界大百科事典 第2版の解説

しんあんしょうにん【新安商人 Xīn ān shāng rén】

中国,安徽省徽州府出身の商人で,山西商人とならんで,明・清時代の商業界を二分する勢力であった。新安は徽州の古名である。彼らの活動は古くから知られているが,明代中期からいっそう活発となり,開中法(塩法)の運司納銀制への転換を契機に,塩商としての地位を強化し,揚州塩商の中核となった。彼らの業務は,塩商のほか,穀物商,絹織物商,綿布商,茶商から,海外貿易,金融,手工業経営にまでおよび,数種の営業を兼ねる者もあったが,主たる活動は流通部門にあった。

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大辞林 第三版の解説

しんあんしょうにん【新安商人】

中国、安徽あんき省徽州府(旧新安郡)出身の商人。塩を中心に扱い、明代以後、山西商人とともに全国的に活躍。徽州商人。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

新安商人
しんあんしょうにん

中国、安徽(あんき)省徽州府出身の商人。北方の山西商人と並んで、明(みん)・清(しん)時代の中国商業界に二大勢力をなした。彼らは、徽州府の古名である新安郡の名にちなんで、一般に新安商人とよばれる。初め明朝政府の塩の専売に伴い、塩商として江淮(こうわい)の拠点、揚州に進出して巨万の財をなし、かたわら同族の合資のもとに米穀、綿花、生糸、絹織物、陶磁器、塩、茶、鉱山など各種の企業を営み、華中を中心に華北、華南に及び、ほとんど全中国に活動を展開した。典当業(質屋)は多くその独占するところであった。また彼らのうちからは政界にも多数の官僚を送り出し、政界と結託して明末清初の経済界に活躍した。しかし、18世紀なかば以後、清朝政府の捐納(えんのう)政策による過重な寄付負担に加え、私塩の横行による塩業の不振から、彼らのうちにも没落する者が続出し、その商業界での支配的地位を失い、しだいに浙江(せっこう)財閥にとってかわられた。[佐久間重男]

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世界大百科事典内の新安商人の言及

【明】より

…ところが中期になると,流通経済のいっそうの発展にともない,開中法に変更が加えられ,辺境に糧米を納める代りに,直接産塩地(おもに両淮(りようわい)地方)の主務官庁に銀を納入して,販売許可を得る方法が主流となった。そうなると従来の山・陝商人の優位が崩れ,これに対抗する形で徽州(新安)商人が進出し,明代後半の経済界を二分する大きな勢力をもつにいたった(新安商人)。これらの大商人たちは,塩の販売を通じて力を得た者が多いが,その取り扱う商品は塩だけにとどまらず,米,綿,絹,茶,木材など多岐にわたり,その活動地域は全国にまたがっている。…

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