山城国分寺跡(読み)やましろこくぶんじあと

日本歴史地名大系 「山城国分寺跡」の解説

山城国分寺跡
やましろこくぶんじあと

[現在地名]加茂町例幣

瓶原みかのはらのほぼ中央部、登大路のぼりおおじの字中切なかぎれ一帯の地にあった山城国の国分寺。現在、恭仁くに小学校の北側に東西に延びた長い土壇が残り、国分寺金堂跡といわれ、また同校東のとうもとと称する地に一五個の大きな礎石があり東塔跡といわれる。国指定史跡。天平一三年(七四一)聖武天皇発願により諸国に設けられた僧寺で、当時の正称金光明四天王護国之寺。この山城国国分寺がいつ頃着工され完成したかはつまびらかでない。しかし「続日本紀」天平一五年一月一三日条に次のようにある。

<資料は省略されています>

大養徳国金光明寺、すなわち山城国国分寺で国家建設を祈念して金光明最勝王経を誦読せしめ、同年三月四日に「金光明寺読経竟」(同書)とみえることからこの頃には完成していたと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

国指定史跡ガイド 「山城国分寺跡」の解説

やましろこくぶんじあと【山城国分寺跡】


恭仁宮跡〈山城国分寺跡〉(くにきゅうせき)

出典 講談社国指定史跡ガイドについて 情報

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