山娘(読み)やまむすめ

精選版 日本国語大辞典 「山娘」の意味・読み・例文・類語

やま‐むすめ【山娘】

〘名〙 カラス科の鳥。全長約四〇センチメートル。尾羽が長く、体形オナガに似るが、はるかに大きくて美しい。頭・くびは黒色、体は青色。尾羽はくさび状で、先端白いくちばしあし赤橙色台湾特産。飼い鳥として飼育される。中国には本種によく似たサンジャクがすむ。
早春の旅(1941)〈志賀直哉〉「屋根のついた金網の中に山娘(ヤマムスメ)と云ふ、鵲の類であらう、尾の長い美しい鳥が二羽飼ってある」

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デジタル大辞泉 「山娘」の意味・読み・例文・類語

やま‐むすめ【山娘】

カラス科の鳥。全長64センチくらいで、尾が非常に長い。頭が黒く、体は藍青色、尾羽の先が白、くちばしと脚が赤色。台湾にのみ分布し、山中に小群で暮らす。台湾藍鵲。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「山娘」の解説

山娘 (ヤマムスメ)

学名Urocissa caerulea
動物。カラス科の鳥

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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