山形花笠まつり(読み)やまがたはながさまつり

共同通信ニュース用語解説 「山形花笠まつり」の解説

山形花笠まつり

毎年8月に山形市で開かれる夏祭りで、東北の夏の風物詩とされる。1963年に始まった。色とりどりの着物姿や浴衣姿の男女音頭やかけ声に合わせ、紅花モチーフにした装飾かさを手に振りながら市の中心部を練り歩く。70年大阪万博で披露され、国際的な認知度が向上した。米国フランスでのイベントのほか、2015年にはイタリア・ミラノ万博で披露された。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「山形花笠まつり」の意味・わかりやすい解説

山形花笠まつり
やまがたはながさまつり

山形県山形市の中心街で毎年 8月5~7日の晩に行なわれる市民参加の祭り。『花笠音頭』の唄に合わせて踊られる花笠踊りパレードで知られ,東北四大祭りの一つに数えられている。1963年に観光振興を目的として開催された蔵王夏まつりの花笠音頭パレードを前身として,1965年から単独の祭りとなった。パレードは蔵王大権現の山車を先頭に,地元を始めとする企業や市民団体などの踊り手が,山形特産のベニバナをあしらった花笠を手にして一斉に踊り歩く。最後尾では踊りの飛び入り参加も認められている。「ヤッショ,マカショ」で知られる花笠音頭は,明治,大正期に山形県村山地方でうたわれていた土突唄に八木節などが加わって,昭和初期に今日のような伴奏入りの民謡となったといわれる。歌詞は,もともとうたわれていた二つの歌詞に公募した歌詞を加えて 15あり,最上川沿いの名所などがうたわれている。花笠踊りは,各地に 10種類ほどの踊り方があったが,1963年にそれらを統合して踊りやすくした「正調花笠踊り・薫風最上川」がつくられた。

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