山芹(読み)やまぜり

精選版 日本国語大辞典 「山芹」の意味・読み・例文・類語

やま‐ぜり【山芹】

〘名〙
延喜式(927)三七「当帰(やませり)七両」
セリ科多年草本州の太平洋側、四国、九州の山地谷川のほとりなどに生える。高さ約八〇センチメートル。葉は二~三回三出複葉。小葉卵形、縁に粗い鋸歯(きょし)がある。色は裏面は表よりも濃い緑となる。秋、枝先に複散形花序を出し白色の小花を開く。果実楕円体で長さ四ミリメートルぐらい。〔物品識名(1809)〕

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デジタル大辞泉 「山芹」の意味・読み・例文・類語

やま‐ぜり【山×芹】

セリ科の多年草。山地の湿った所に生え、高さ約1メートル。葉は羽状複葉で、小葉は卵形。7~10月、白い小花を散形につける。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「山芹」の解説

山芹 (ヤマゼリ)

学名Ostericum sieboldii
植物。セリ科の多年草

山芹 (ヤマゼリ)

植物。セリ科の多年草,薬用植物。ノダケ別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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