岡田謙(読み)おかだゆずる

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「岡田謙」の意味・わかりやすい解説

岡田謙
おかだゆずる

[生]1906.9.19. 東京
[没]1969.9.5. 神戸
社会学者,社会人類学者。文学博士。 1929年東京帝国大学社会学科卒業。台北帝国大学講師,東京高等師範学校東京文理科大学,東京教育大学の各教授歴任。台北帝国大学在任中,台湾先住民社会組織研究に従事し,多くの論文を発表した。その学風にはイギリス社会人類学の機能主義の影響が濃い。主著未開社会に於ける家族』 (1942) ,『未開社会の研究』 (44) ,『基礎社会』 (49) 。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岡田謙」の解説

岡田謙 おかだ-ゆずる

1906-1969 昭和時代の社会学者,社会人類学者。
明治39年9月19日生まれ。昭和5年台北帝大講師となり,台湾先住民族の研究をおこなう。のち東京高師,東京教育大などの教授をつとめた。昭和44年9月5日死去。62歳。東京出身。東京帝大卒。著作に「未開社会に於(お)ける家族」「未開社会の研究」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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