20世紀日本人名事典 「岡長平」の解説
岡 長平
オカ チョウヘイ
大正・昭和期の郷土史家,実業家
- 生年
- 明治23(1890)年12月14日
- 没年
- 昭和45(1970)年12月1日
- 出生地
- 岡山県岡山市
- 学歴〔年〕
- 慶応義塾本科理財科〔大正5年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 岡山県文化賞〔昭和29年〕,勲五等瑞宝章〔昭和42年〕
- 経歴
- 卒業後新聞記者となる。のち実業界に転じ、岡山電気軌道経営の娯楽施設・偕楽園の主事や大日本興行協会岡山県支部理事長を務めた。戦後は、岡山市会議員や岡山県文化財専門委員などを歴任。それらの傍ら、岡山の郷土史を研究し、史料を博捜して「岡山太平記」や「色街ものがたり」をはじめとする数多くの著書を刊行。また、講演やラジオ放送でも活躍し、独特の語り口で好評を博した。これらの功績により、昭和29年岡山文化賞を受賞。その他の著書に「岡山盛衰史」「岡山地名考」「岡山経済文化史」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報