コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

岩偶 がんぐう

2件 の用語解説(岩偶の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

岩偶
がんぐう

縄文時代の遺物の一つで,凝灰岩,砂岩などでつくられた石製の人形。土偶と同じように信仰と関係があるものと考えられている。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

岩偶
がんぐう

狭義には、縄文時代晩期に東北地方でおもに出土する人形の石製品。石材は、凝灰岩や砂岩などの軟質なものが選ばれ、形状や用途は、同時期のいわゆる亀ヶ岡文化圏の土偶(どぐう)とほぼ同一とみられる。これとは別に、晩期には黒曜石片を輪郭のみ人形に加工した小形の岩偶も存在する。これは、北海道やカムチャツカ半島などでも出土しており、北方との関連が考慮される。
 なお、先土器時代後期の大分県岩戸遺跡からは、こけし形石製品が出土しており、また縄文時代初頭の愛媛県上黒岩(かみくろいわ)遺跡出土の扁平(へんぺい)な緑泥片岩の小礫(しょうれき)に、線刻で女性を表現したものがある。これらも広義の岩偶に含めることができるが、直接的に相互の系譜を結び付けることは現在のところむずかしい。[大塚和義]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の岩偶の言及

【土偶】より

…乳房や臀部を誇張した女性像が大部分で,男性を表すのはまれである。動物をかたどったものは動物土偶と呼ばれ,素材に石を使ったものは岩偶という。日本における動物土偶は,縄文時代後期から晩期にかけて,おもに東日本でみられ,猪が最も多く発見される。…

※「岩偶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

岩偶の関連キーワード縄文時代環状石斧凝灰岩質頁岩凝灰岩質砂岩珪化凝灰岩砕屑性凝灰岩同時代性凝灰岩凝灰岩管大谷寺岩陰遺跡寄倉岩陰遺跡

今日のキーワード

大統領補佐官

各種政策の立案その他に関し,側近として大統領に助言する役職だが,実質上はブレーン,顧問として多面的な役割を担う。憲法で定められた唯一の行政責任者である合衆国大統領は,強大な権力を持つにもかかわらず,議...

続きを読む

コトバンク for iPhone

岩偶の関連情報