岩成友通(読み)いわなりともみち

改訂新版 世界大百科事典 「岩成友通」の意味・わかりやすい解説

岩成友通 (いわなりともみち)
生没年:?-1573(天正1)

戦国末期の武将三好三人衆の一人。三好長慶一族。1566年(永禄9)三人衆の先鋒として山城勝竜寺城(現,長岡京市)を奪取,68年9月に織田信長に明け渡すまで当城の城主として京都を押さえていた。その後阿波に潜伏したが70年(元亀1)浅井氏と結んで摂津河内進出本願寺,足利義昭らと組んで反織田戦線を張ったが,73年淀城に信長軍に攻められて敗死
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岩成友通」の解説

岩成友通 いわなり-ともみち

?-1573 戦国時代の武将。
三好長慶の家臣で,三好三人衆のひとり。長慶の没後,松永久秀とともに将軍足利義輝(よしてる)を殺害。天正(てんしょう)元年将軍足利義昭の反織田信長勢についたため信長軍にせめられ山城淀(よど)城で同年8月2日敗死。通称は主税助。姓は石成ともかく。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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