岩村通世(読み)イワムラ ミチヨ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「岩村通世」の解説

岩村 通世
イワムラ ミチヨ


肩書
元・法相,元・検事総長

別名
号=素竹

生年月日
明治16年8月21日

出生地
東京・神田

学歴
東京帝大法科大学独法科〔明治43年〕卒

経歴
司法省に入り、司法官試補、東京地方裁判所検事、司法省参事官、名古屋地方裁判所検事正、東京地方裁判所検事正、司法省刑事局長、大審院検事、司法次官、検事総長を経て、昭和16年第3次近衛内閣の法相、次いで東条内閣でも留任した。戦後A級戦犯として巣鴨拘置所に拘禁されたが、23年12月釈放され、24年7月弁護士を開業、傍ら東京家庭裁判所調停委員、同裁判所参与員、東京地方裁判所調停委員を務めた。著書に「少年法」「筆蹟鑑定の研究」などがある。

没年月日
昭和40年3月13日

家族
父=岩村 通俊(北海道庁長官・農商務相)

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

20世紀日本人名事典 「岩村通世」の解説

岩村 通世
イワムラ ミチヨ

昭和期の司法官,政治家,弁護士 元・検事総長;元・法相。



生年
明治16(1883)年8月21日

没年
昭和40(1965)年3月13日

出生地
東京・神田

別名
号=素竹

学歴〔年〕
東京帝大法科大学独法科〔明治43年〕卒

経歴
司法省に入り、司法官試補、東京地方裁判所検事、司法省参事官、名古屋地方裁判所検事正、東京地方裁判所検事正、司法省刑事局長、大審院検事、司法次官、検事総長を経て、昭和16年第3次近衛内閣の法相、次いで東条内閣でも留任した。戦後、A級戦犯として巣鴨拘置所に拘禁されたが、23年12月釈放され、24年7月弁護士を開業、傍ら東京家庭裁判所調停委員、同裁判所参与員、東京地方裁判所調停委員を務めた。著書に「少年法」「筆蹟鑑定の研究」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「岩村通世」の意味・わかりやすい解説

岩村通世
いわむらみちよ

[生]1883.8.21. 東京
[没]1965.3.14. 東京
昭和の検察官僚。東京帝国大学卒業後,司法省に入り初代の思想検事をつとめ,名古屋,東京各地方裁判所検事正,司法省刑事局長,検事総長などを歴任した。その後,1941年の第3次近衛内閣および,東条内閣では司法相として入閣した。策2次世界大戦後,A級戦犯に問われたが,48年釈放後は弁護士として刑余者の更生,再起に尽力した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岩村通世」の解説

岩村通世 いわむら-みちよ

1883-1965 昭和時代の官僚。
明治16年8月21日生まれ。岩村通俊の5男。司法次官,検事総長などをへて,昭和16年第3次近衛内閣,東条内閣の法相。20年A級戦犯として逮捕され,23年釈放。翌年弁護士となり,日本調停協会連合会理事長をつとめた。昭和40年3月13日死去。81歳。東京出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「岩村通世」の解説

岩村 通世 (いわむら みちよ)

生年月日:1883年8月21日
昭和時代の司法官;政治家。検事総長;法務大臣
1965年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android