ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「岩槻区」の意味・わかりやすい解説 岩槻〔区〕いわつき 埼玉県南東部,元荒川の流域にあるさいたま市東部の区。旧市域。 1954年岩槻町と慈恩寺 (じおんじ) 村,川通村,柏崎村,和土 (わど) 村,新和 (にいわ) 村,河合村の6村が合体し,市制。 2005年さいたま市に編入。中心市街地の岩槻は洪積台地上にあり,太田道灌が築城したと伝えられる岩槻城の城下町として発展。近世は日光御成街道の宿場町。江戸時代からひな人形の産地として有名で節句人形もつくられる。また桐細工,たんす製造も行なわれる。 1960年代から住宅,工場の進出が始まり,東京の衛星都市に変貌した。岩槻城跡,岩槻藩の藩校遷喬館や竜門寺,慈恩寺などの旧跡がある。岩槻城は全体を土塁で囲んだ特異な構造で,遺構の一部が残存する。近くに真福寺貝塚など縄文期の遺跡も多い。東西に東武鉄道野田線,国道 16号線,南北に国道 122号線,東北自動車道が通り,インターチェンジがある。面積 49.17km2。人口 11万1815(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本歴史地名大系 「岩槻区」の解説 岩槻区いわつきく 2005年4月1日:岩槻市はさいたま市編入に伴って、さいたま市岩槻区となる⇒【岩槻市】埼玉県 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by