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岩盤試験 がんばんしけんrock foundation test

世界大百科事典 第2版の解説

がんばんしけん【岩盤試験 rock foundation test】

地球の表面下,ある深さのところに存在する岩石よりなる広い基盤を岩盤といい,岩盤試験は,岩盤の構造物支持基盤としての適否を判断するために,岩盤の強さや変形のしかたを調べる試験である。岩盤は粘土や砂で形成される地盤よりも強度が大きいので,岩石の性質から岩盤の力学的性質を推定しようとする試みはあったが,これまでその力学的性質についてさほど大きな関心が払われなかった。しかし,近年,構造物が大型化し,海底トンネル,海峡連絡橋,石油あるいはガス貯蔵用の地下空洞,地下発電所,大型ダムなどが次々に建設されるようになって,岩盤の力学的性質を知ることがきわめて重要となってきた。

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世界大百科事典内の岩盤試験の言及

【岩石力学】より

…このような亀裂を含んだ岩盤の力学的性質ないし亀裂の力学的性質を知るためには,試料を採取して実験室で試験を行うより,現場に試験装置を持ちこんで,直接に岩盤の力学的性質を測定する,原位置試験が重要である。岩盤の力学的性質を知るために行われる原位置試験には,ボーリング孔を利用するもの,坑道内に油圧ジャッキその他の装置を持ちこんで行うものなど,いろいろな方法がある(岩盤試験)。 他方,地質現象の解明や,鉱山あるいは地熱の開発のためには,地下深部における岩石の力学的性質を知ることが必要である。…

※「岩盤試験」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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