普及版 字通 「峭」の読み・字形・画数・意味


10画

(異体字)
10画

[字音] ショウ(セウ)
[字訓] けわしい

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(肖)(しよう)。末端の細く鋭い形のものをいう。山の峻険なるものを峭といい、人に施して峭厳・峭直、また力強い筆意などを峭勁という。〔説文〕十四下に字をに作り「(しゆん)なり」、また次条字条に「峭高なり」とあって、峻峭に作る。の従うところの(ふ)は、神の陟降する神梯の象。険峻のところにある聖地をいう字である。

[訓義]
1. けわしい、たかい。
2. きびしい、はげしい。

[古辞書の訓]
〔名義抄〕峭 サガシ 〔字鏡集〕峭 ケハシ・タカシ・オホキニサカシ

[熟語]
峭崖峭覈峭埆・峭寒峭岸・峭急・峭勁峭刑・峭健・峭・峭厳峭刻峭兀・峭秀・峭峻・峭森・峭正・峭整・峭絶・峭・峭直・峭薄・峭抜・峭坂・峭壁・峭法・峭立・峭麗
[下接語]
苛峭・冠峭・寒峭・岸峭・巌峭・奇峭・勁峭・潔峭・厳峭・孤峭・刻峭巉峭・峻峭・崇峭・青峭・清峭・阻峭・直峭・壁峭・料峭

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android