島津伊久(読み)しまづ これひさ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「島津伊久」の解説

島津伊久 しまづ-これひさ

1347-1407 南北朝-室町時代の武将
貞和(じょうわ)3=正平(しょうへい)2年生まれ。島津師久(もろひさ)の長男。総州家島津氏2代。父から薩摩(さつま)守護職をつぐ。一時守護職を九州探題今川了俊にうばわれたが,のち復職。南北朝合一後,子の守久と不和となり,奥州家2代島津元久の調停をうける。のち元久と対立(応永の内訌(ないこう)),劣勢のうちに応永14年5月4日(一説に4月6日)死去。61歳。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「島津伊久」の意味・わかりやすい解説

島津伊久
しまづこれひさ

[生]正平2=貞和3(1347)
[没]応永14(1407).5.4.
南北朝時代末期の薩摩守護。師久の長子。正平 21=貞治5 (1366) 年守護職を受継ぎ,上総介を称した。天授2=永和2 (76) 年守護職を没収され九州探題今川了俊に代られた。

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