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工場払下げ こうじょうはらいさげ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

工場払下げ
こうじょうはらいさげ

明治政府が 1880年 11月工場払下概則によって決定した民間への工場払下げ。政府は急速な資本主義化を推進する過程で幕府の鉱山,造船所などを接収,次いで殖産興業政策として模範工場を建てるなど多くの官営事業を起したが経営不振のものが多く,軍事工場以外の工場を民間に低価格・年賦方式で払下げることを決定した。この決定により新町紡績所・富岡製糸所が三井,深川工作分局 (セメント) が浅野総一郎西村勝三長崎造船所と佐渡・生野の鉱山が三菱,院内・阿仁鉱山が古河,小坂鉱山久原庄三郎などに払下げられた。これらのなかにはのちの財閥形成の基礎となったものもあった。

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