日本歴史地名大系 「己高山」の解説
己高山
こだかみやま
小高見山とも記し、加賀白山から伊吹山にいたる間の一峰。標高九二二・六メートル。「金葉集」に源頼綱の「衣手に余呉の浦風さえさえて己高山に雪降りにけり」、「夫木抄」に仲実の「こだかみや谷のこぬれにかくろへて風のよぎたる春を見るかな」などの歌がある。当山頂を中心に己高山諸寺が建立されると、中心寺院の観音寺を己高山と称した。なお己高山を山号とする寺院にほかに
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報