希世霊彦 きせい-れいげん
1403-1488 室町時代の僧,五山文学者。
応永10年生まれ。臨済(りんざい)宗。京都の人。南禅寺の斯文(しぶん)正宣の法をつぎ,聴松院を開創。幼時から詩才をうたわれ,管領(かんれい)細川一族の庇護(ひご)をうける。終生官寺の住持とならず侍者の地位にとどまったが,席次は五山禅僧の最上位におかれた。長享2年6月26日死去。86歳。諡号(しごう)は慧鑑明照禅師。別号に村庵。著作に「村庵稿」など。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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希世霊彦
きせいれいげん
[生]応永10(1403).京都
[没]長享2(1488).6.26. 京都
室町時代前期の五山の臨済宗僧。村庵と号す。惟肖得巌 (いしょうとくがん) に学び,幼時から漢文の誉れが高かった。出世を望まず,侍者の地位にとどまり学芸に心を尽した。諡号慧鑑明照禅師。主著に漢詩文集『村庵稿』『村庵集』がある。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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