茨城県大洗町にある実験炉。日本初の高速増殖炉として日本の自主技術で建設され、1977年4月に初臨界。運転試験を通じた技術の高度化や燃料の照射、高速炉実用化へ向けた革新技術の実証などを目的に、2007年まで運転された。積算運転時間は7万798時間。その成果は、高速増殖原型炉もんじゅの設計・建設などにも反映された。廃炉が決まったもんじゅ同様、原子力の研究開発を行う文部科学省所管の日本原子力研究開発機構が運営主体。
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出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報
…また,カナダで開発した重水炉の燃料も同様の形態であるが天然ウランを使用している。実験炉〈常陽〉を設置して日本でも開発が進められている液体金属冷却高速増殖炉では,プルトニウムの高速中性子による核分裂を利用するが,燃料心材はプルトニウムとウランの混合酸化物であり,被覆管としてはステンレス鋼を使用している。冷却材の温度を高めるためと高速中性子の吸収はあまり物質によらないことからステンレス鋼が採用され,また出力密度を高めてもペレットの温度があまり上がらぬように,燃料棒の直径は約6mmと軽水炉にくらべて非常に細い。…
※「常陽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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