幣物(読み)ヘイモツ

デジタル大辞泉 「幣物」の意味・読み・例文・類語

へい‐もつ【幣物】

神前にささげる供物幣帛へいはくへいぶつ。
贈り物進物聘物へいもつ。へいぶつ。

へい‐ぶつ【幣物】

へいもつ(幣物)

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精選版 日本国語大辞典 「幣物」の意味・読み・例文・類語

へい‐もつ【幣物】

  1. 〘 名詞 〙
  2. みてぐら。ぬさ。幣帛(へいはく)
    1. [初出の実例]「手尅舁幣物於御前」(出典九暦‐九条殿記・天慶五年(942)一二月二一日)
  3. おくりもの。進物。幣帛。聘物。へいぶつ。
    1. [初出の実例]「その幣物の書付の俗書」(出典:随筆・胆大小心録(1808)九一)

へい‐ぶつ【幣物】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ぶつ」は「物」の漢音 ) =へいもつ(幣物)〔広益熟字典(1874)〕 〔史記‐刺客伝・荊軻

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普及版 字通 「幣物」の読み・字形・画数・意味

【幣物】へいぶつ

贈りもの。〔戦国策、燕三〕(軻(けいか))に秦に至る。千金物を持し、厚く秦王の臣、中庶子嘉に(おく)る。

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