幽囚(読み)ユウシュウ

精選版 日本国語大辞典 「幽囚」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐しゅうイウシウ【幽囚】

  1. 〘 名詞 〙 人を捕えてとじこめること。人が捕えられて、とじこめられること。また、その人。めしうど。とらわれびと。
    1. [初出の実例]「其時幽囚でうち死たらば只をかしいものまでであらうぞ」(出典:史記抄(1477)一二)
    2. [その他の文献]〔戦国策‐秦策・昭襄王〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「幽囚」の読み・字形・画数・意味

【幽囚】ゆうしゆう(いうしう)

拘禁される。〔列子、力命〕(きう)敗れ、召忽は之れに死せり。吾(われ)は幽囚せられて辱(はづかし)めを受けたるも、鮑叔(はうしゆく)は我を以て恥無しと爲さず。我が小を羞(は)ぢずして、名の天下に顯はれざるを恥づるを知ればなり。

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