精選版 日本国語大辞典 「幽門狭窄症」の意味・読み・例文・類語 ゆうもんきょうさく‐しょうイウモンケフサクシャウ【幽門狭窄症】 〘 名詞 〙 胃の幽門部に病的な変化が起こり、通過がわるくなる状態。癌(がん)や潰瘍(かいよう)が原因となる。嘔吐(おうと)が最も多い症状である。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「幽門狭窄症」の意味・わかりやすい解説 幽門狭窄症ゆうもんきょうさくしょうpyloric stenosis 胃と十二指腸の境界部にある幽門が狭窄し,食物の通過障害をきたす状態をいう。症状としては,嘔吐を主徴とし,食欲不振,体重減少,脱水,栄養不良を伴う。胃潰瘍,十二指腸潰瘍,幽門癌などによって幽門の内腔が狭窄することが多い。このような器質的狭窄のほかに,幽門のけいれん性収縮,炎症などによる機能的狭窄もみられる。このほか,日本には少いが,乳児の先天性肥厚性幽門狭窄症がある。機能的狭窄は,安静,食餌療法,制酸剤,鎮痙剤などで内科的に治療するが,高度な器質的狭窄には手術が必要である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by