建武の中興(読み)ケンムノチュウコウ

デジタル大辞泉 「建武の中興」の意味・読み・例文・類語

けんむ‐の‐ちゅうこう【建武の中興】

元弘3年=正慶2年(1333)、後醍醐天皇鎌倉幕府を倒して京都に還幸し、天皇親政を復活したこと。翌年建武改元して公家一統の政治を図ったが、足利尊氏あしかがたかうじ離反にあい、2年半で崩壊、天皇は吉野に移って南北朝時代となる。建武の新政

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「建武の中興」の意味・読み・例文・類語

けんむ【建武】 の 中興(ちゅうこう)

  1. 元弘三年、後醍醐天皇が鎌倉幕府を倒して京都に還幸し、翌年建武と改元、天皇親政を復活した政治活動をいう。建武二年一〇月足利尊氏が叛いて中興政府は崩壊。南朝北朝が並立する、いわゆる南北朝時代となる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android