日本歴史地名大系 「建穂寺跡」の解説
建穂寺跡
たきようじあと
現建穂に明治三年(一八七〇)まで存在した寺。現在は観音堂が残るのみ。寺伝(「建穂寺観音堂記」駿国雑志)によれば、当寺は天武天皇の時代に道昭によって創建され、養老七年(七二三)行基によって中興されたという。天平七年(七三五)九月に右大臣藤原武智麿が建穂寺とその守護神
「吾妻鏡」の承元四年(一二一〇)一一月二四日条には「建
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報