引唱(読み)インジョウ

デジタル大辞泉 「引唱」の意味・読み・例文・類語

いん‐じょう〔‐ジヤウ〕【引唱】

律令制で、叙位に際し、位階昇進者を所轄官庁に召集して、職務成績や勤務日数を読み上げること。

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精選版 日本国語大辞典 「引唱」の意味・読み・例文・類語

いん‐じょう‥ジャウ【引唱】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「引導唱称」の意 ) 律令制における官人の叙位儀式での所作。考(勤務成績評価)の審理ののち、位階を昇進させるべき者を選び(選)、式部省文官)、兵部省武官以下の所轄官司へ招集して、その考文、勤務日数などを唱え示すこと。
    1. [初出の実例]「太政官奏、諸選人於官引唱、不到者明日引唱」(出典:続日本紀‐神亀三年(726)二月己巳)

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