弗化カルシウム(読み)ふっかカルシウム

精選版 日本国語大辞典 「弗化カルシウム」の意味・読み・例文・類語

ふっか‐カルシウム フックヮ‥【弗化カルシウム】

〘名〙 (カルシウムは calcium) カルシウムの弗化物。化学式は CaF2 天然には蛍石として産出する。純粋のものは無色透明結晶紫外線赤外線をよく通すので光学レンズに合成蛍石が用いられる。加熱すると燐光を発する。弗素、弗素化合物原料、製鉄用の融剤ガラス原料に用いられる。弗化石灰

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デジタル大辞泉 「弗化カルシウム」の意味・読み・例文・類語

ふっか‐カルシウム〔フツクワ‐〕【×弗化カルシウム】

弗素カルシウム化合物無色立方晶系の結晶。水に不溶。天然には蛍石として産出。弗素化合物やガラスの原料。単結晶分光測定用プリズムなどに利用する。化学式CaF2

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