



(やずりとう)のように巻き強めたものであろう。〔説文〕十二下に「弓聲なり」とし、字をム(し)声であるとするが、声が合わず、ムのようにみえる部分は弓の中把である。卜片に卜兆に対する
辞(ちゆうじ)として「弘(おほ)いに吉なり」と附刻している例が多く、金文の〔毛公鼎〕に「皇天弘(おほ)いに厥(そ)の
に
(あ)く」とあり、古くから弘大の意に用いる。人の心意の上に移して、弘毅・弘達のように用いる。
立〕弘 ヒロム・オホイナリ
・
・泓・強の四字を収める。
は車軾の中把、強は弘に虫を加えた形であるが、虫はテグスの類を示すかと思われる。蠹虫(とちゆう)の意ならば、強の意を導きがたい。
・泓は弘大の意をとる。
ngは泓・宏・
ho
ngと声義近く、みな弘大の意がある。
ku
ngは肱の初文で、弓ひくときの張った肱を示す。それで弘・
の声義に通ずるところがある。
▶・弘務▶・弘茂▶・弘裕▶・弘宥▶・弘麗▶・弘烈▶・弘朗▶
弘・寛弘・含弘・広弘・深弘・精弘・宣弘・徳弘・豊弘出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…島は,おもに花コウ岩からなる南北に長い楕円形の山地(最高169m)で,西側緩斜面には畑,水田が開け,対馬海流による温暖な気候を利用してビワやイチゴなどの早期出荷も行う。半農半漁の志賀島,勝馬,弘(ひろ)の3集落がある。倭奴国王印(わのなのこくおういん)(金印)の出土地として有名で,海上守護神で朝鮮鐘(重要文化財)など文化財の多い志賀海(しかうみ)神社,元寇(げんこう)ゆかりの蒙古塚,火焰塚など史跡に富む。…
※「弘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...