日本歴史地名大系 「当麻都比古神社」の解説
当麻都比古神社
たいまつひこじんじや
当麻山口神社摂社として本殿左右に配祀。祭神は
当社は土着の男女二神を祀った産土神と考えられ、おそらく後に当麻氏の氏神として祭祀されたものであろう。一説に仁寿三年(八五三)の創祀とする。「三代実録」貞観元年七月一四日条には、諸社に使者を遣わして神宝幣帛を奉らせた時、当麻真人清雄をもって当麻社使としたことがみえ、この社が当麻氏の氏神であったことが推察される。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報