日本歴史地名大系 「当麻村」の解説
当麻村
たいまむら
- 神奈川県:相模原市
- 当麻村
相模川が西から東南に流れ、北は
「吾妻鏡」建久四年(一一九三)八月一〇日条にみえる源範頼の家人で謀反の疑いをかけられた当麻太郎の名字の地との伝承がある。永正九年(一五一二)八月一九日、当地に侵入した北条早雲により制札(県史三)が「当麻」に下されている。早雲の相模への侵入の頃は「当摩者境目夜打・強盗、路次不自由」の地であったという(天正一四年七月一〇日「関山通定訴状」同書)。小田原衆所領役帳には当麻三人衆「百弐拾五貫文 東郡当麻」とある。相模川渡河点として早くから市・宿・関が置かれた。
当麻村
とうまむら
当麻村
たいまむら
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報