形板(読み)カタイタ

デジタル大辞泉 「形板」の意味・読み・例文・類語

かた‐いた【形板/型板】

曲線紋様の形に作った板。これを使って木や石の材を造形する。また、製図にも用いる。
模様を彫刻した、薄い亜鉛銅板などの板。捺染なっせんに用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「形板」の意味・読み・例文・類語

かた‐いた【形板・型板】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 所要の曲線や文様の形に造った板。これを定規にして、その形を材に写し、材を成形する。また、製図のときにも用いる。
  3. 模様を彫り抜いた薄い亜鉛、銅板などの板。布にあてて捺染(なっせん)するのに用いる。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  4. 木造天井蛇腹などを作る時、漆喰(しっくい)下地木摺(きずり)を取り付ける骨板。
  5. (きのこ)を栽培する時、菌をつける台木。
    1. [初出の実例]「形板の木性あらはす榎茸」(出典:俳諧・うたたね(1694))

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