榎茸(読み)エノキタケ

デジタル大辞泉 「榎茸」の意味・読み・例文・類語

えのき‐たけ【××茸】

タマバリタケ科のキノコ晩秋から春にかけ、広葉樹の切り株などに生える。傘は直径3~6センチ、黄褐色栗色をし、湿気のあるときは粘りけが強い吸い物などに用いる。栽培ものは、もやし状で白っぽく、傘も小さい。なめこ。なめたけ。なめすすき。ゆきのした。 冬》「くち木となおぼしめされそ―/嵐雪
[類語]きのこ松茸椎茸舞茸湿地初茸松露滑子なめこマッシュルームシャンピニョンエリンギ木耳きくらげ

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精選版 日本国語大辞典 「榎茸」の意味・読み・例文・類語

えのき‐たけ【榎茸】

  1. 〘 名詞 〙 担子菌類マツタケ科のキノコ。高さは時に一〇センチメートルを越える。かさは、初めまんじゅう形でのちに平開し、径二~一〇センチメートルで表面が黄褐色か褐色、裏面白色。湿気にあうと著しく粘り気を生じる。秋から春にエノキカキなど広葉樹の幹や、切株の上に群がり生える。食用となるため広く人工栽培されるが、天然産とは著しく形状が異なる。なめたけ。なめらっこ。なめすすき。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「雨にひらきたつる傘の榎木たけ〈秀長〉」(出典:俳諧・玉海集(1656)三)

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