

(分)(ふん)。彬はその古文。〔説文〕八上に「
質備はるなり。人に從ひ、
聲。論語に曰く、
質
。彬(ひん)は古
なり。彡(さん)林に從ふ。林なる
は焚(ふん)の省聲に從ふ」とあり、
を彬の正字とする。威儀については「
(ひつひつ)」というので、
・
は相対する語であろう。〔論語〕の文は魯論は彬に作り、彬盛の字にはのち彬を用いる。鬱茂の美をいう字である。近世語では、部分の分の意に用いる。
▶・
外▶・
額▶・
子▶・
内▶・
量▶

を正字とし、「
質備はるなり」といい、〔論語、雍也〕「
質
」の語を引く。彬はその古文。〔説文〕に「焚(ふん)の省聲に從ふ」とするが、会意とみてよい字である。字はまた斌に作り、〔史記、儒林伝〕に「斌斌(ひんぴん)として文學の士多し」とみえ、これも会意の字である。
・斌pi
nは同声。斑・
・
pe
n、
biu
nと声近く、声義が通ずることがある。
▶・彬
▶・彬雅▶・彬駮▶・彬斑▶・彬彪▶・彬彬▶
彬出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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