待詔(読み)タイショウ

デジタル大辞泉 「待詔」の意味・読み・例文・類語

たい‐しょう〔‐セウ〕【待詔】

天子命令を待つこと。みことのりの下るのを待つこと。
古代中国官名経学文章の人を任命して、天子の詔に応じさせたもの。
中国の宮廷画院最高位画家

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精選版 日本国語大辞典 「待詔」の意味・読み・例文・類語

たい‐しょう‥セウ【待詔】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 天子の大命を待つこと。
    1. [初出の実例]「漢家天子寵胡客、待詔昭君出宮掖」(出典:南郭先生文集‐二編(1737)二・長別離)
    2. [その他の文献]〔史記‐叔孫通伝〕
  3. 中国の官名。天子の詔(みことのり)を待って、それに応じ、また文章を奏上するもの。漢以後の官名で唐以降は翰林院の官。
  4. ( 中国の近世語から ) 髪結い
    1. [初出の実例]「待詔謂梳櫛」(出典:鴨東四時雑詞(1816))

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普及版 字通 「待詔」の読み・字形・画数・意味

【待詔】たいしよう

詔を待つ。

字通「待」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の待詔の言及

【翰林院】より

…中国,唐代の天子は文学,経学,書画,医薬などの専門家を宮中に出仕せしめてこれを待詔といい,その館を翰林院と称した。学士院ともいう。…

※「待詔」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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