待賢門平治合戦(読み)たいけんもんへいじがっせん

改訂新版 世界大百科事典 「待賢門平治合戦」の意味・わかりやすい解説

待賢門平治合戦 (たいけんもんへいじがっせん)

古浄瑠璃の作品。1643年(寛永20)の正本などがある。太夫の名は不明。6段よりなる。《平治物語》によった作品で,後半の源義朝の最期や鎌田政清の殺されるところなどに幸若舞《鎌田》によっているらしいところがあるが,それよりは簡単になっている。終りの方は説経節《鎌田兵衛正清》に似たところがある。かなり広い題材を扱っているために物語は筋書風になっているが,悪源太の活躍,朝長切腹,義朝の最期,政清の横死,妻子5人の自殺,金王丸の武勇など,多くの見せ場を作っているところに,古浄瑠璃風の特徴が見られる。
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