後学(読み)コウガク

デジタル大辞泉 「後学」の意味・読み・例文・類語

こう‐がく【後学】

後進学者後覚こうかく。「後学の徒」⇔先学
将来自分のためになる知識学問。「後学のために教えていただきたい」
[類語]後輩後進

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精選版 日本国語大辞典 「後学」の意味・読み・例文・類語

こう‐がく【後学】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 人によって開かれた学問や知識などをあとから学んでいくこと。また、その人。後進の学者。後覚。
    1. [初出の実例]「以糸九千絇。施六郡門徒。勧励後学。流伝万祀」(出典:続日本紀‐養老五年(721)五月壬子)
    2. 「八大家文抄を作り、後学を導けり」(出典:蛻巖先生答問書(1751‐64か)上)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐徐防伝〕
  3. 将来ためになる知識や学問。後日役にたつ事がら。後覚。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「憚りながら後学のために一つ二つ伺ひたいネ」(出典:不安(1900)〈幸田露伴〉上)

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普及版 字通 「後学」の読み・字形・画数・意味

【後学】こうがく

後進の学者。〔漢書仲舒伝賛〕劉向(い)ふ。仲舒、の、秦の滅學の後を承け、六經の離析するにひ、帷を下して發し、心を大業に潛(ひそ)め、後學のをして統壹するらしめ、群儒の首と爲る。

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