従妹ベット(読み)イトコベット(その他表記)La Cousine Bette

関連語 ふくしゅう

精選版 日本国語大辞典 「従妹ベット」の意味・読み・例文・類語

いとこベット【従妹ベット】

  1. ( 原題[フランス語] La Cousine Bette ) バルザック作の長編小説。一八四六年発表。復讐(ふくしゅう)好色貞淑強欲淫蕩(いんとう)などの性格を、それぞれに代表する人物を登場させ、当時のフランスの風俗社会を描いている。「従兄ポンス」はその続編

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「従妹ベット」の意味・わかりやすい解説

従妹ベット
いとこベット
La Cousine Bette

フランスの小説家バルザックの長編小説。 1847年刊。テーマは陸軍省局長デルビー男爵際限を知らない放蕩と,男爵の妻アドリーヌの従妹で不遇なリスベット (通称ベット) が自尊心を傷つけられたことからはかる男爵家への復讐との2つ。ルイ・フィリップ治下の七月王政時代を背景に,強欲な商人,没落する軍人貴族などが登場し,情熱ゆえに破滅する人間の姿を描いている。

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