御入来(読み)ゴニュウライ

精選版 日本国語大辞典 「御入来」の意味・読み・例文・類語

ご‐にゅうらい‥ニフライ【御入来】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ご」は接頭語 )
  2. ごじゅらい(御入来)
    1. [初出の実例]「御入来(ゴニフライ)なる皆々様へ、申上げます標目の義は、鼠小僧の白浪草紙」(出典恋慕ながし(1898)〈小栗風葉二五)
  3. 浪花節を口演する者。浪花節語り。〔最新百科社会語辞典(1932)〕

ご‐じゅらい【御入来】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ご」は接頭語。「じゅ」は「入」の慣用音 ) いらっしゃること。おいで。ごにゅうらい。
    1. [初出の実例]「高位の御方の御入来(ゴジュライ)、扣(ひか)へませい、扣へませい」(出典:歌舞伎梅柳若葉加賀染(1819)三立)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

106万円の壁

会社員に扶養されるパートら短時間労働者は年収106万円以上になると厚生年金保険料などの負担が生じて手取りが減る。将来の年金額は手厚くなるが、働き控えを招く「壁」とされ、企業の人手不足の要因となる。厚...

106万円の壁の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android