デジタル大辞泉 「御初」の意味・読み・例文・類語 お‐はつ【▽御初】 1 初めてであることを丁寧にいう語。「お初にお目にかかります」2 初めての物。新品。また、初物。「君の服はお初だね」「お初を供える」[類語]初はつ・初うい・初めて・初回・初手 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「御初」の意味・読み・例文・類語 お‐はつ【御初】 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )① 初めてのことをいう丁寧語。最初。[初出の実例]「花よめごとくみ吉野と思ひしにお目に懸るはけふがをはつ瀬」(出典:狂歌・徳和歌後万載集(1785)一一)② できたての食べ物をまず神仏に供えること。また、その食物。初物(はつもの)。[初出の実例]「先づお初を神棚と仏壇とに上げて」(出典:妻(1908‐09)〈田山花袋〉二)③ おろしたての衣服。[初出の実例]「『新しい。僕は入学した時いきなり夏服を作ったからね』と高谷君が答へるや否や、堀口生は、『お初(ハツ)!』と言って、力一杯に背中を叩いた」(出典:苦心の学友(1930)〈佐々木邦〉やるとも)④ 武家の婦女が結った島田髷(しまだまげ)の名。歌舞伎の「加賀見山旧錦絵(かがみやまこきょうのにしきえ)」のお初の髪形から流行。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例