デジタル大辞泉 「御次」の意味・読み・例文・類語 お‐つぎ【▽御次】 1 順番の次のこと、また次の人を敬っていう語。「お次の方、お入りください」2 貴人の居室の次の間。また、そこに控える奥女中。3 他家の女中の敬称。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「御次」の意味・読み・例文・類語 お‐つぎ【御次】 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )① 敬うべき人のあとに続くこと、または続く者、あるいは、続く人を敬い丁寧にいう。② 「おつぎ(御次)の間」の略。[初出の実例]「御次に祗候(しこう)して、諸傍輩(はうばい)の体(てい)見つくろひ」(出典:早雲寺殿廿一箇条(17C初)八条)③ 「御次の間」に控える奥女中。仏間、台子(だいす)、膳部、調度の事を扱う。転じて、他家の女中を尊敬していう語。[初出の実例]「右御次」(出典:御老女衆記‐大奥女中分限(古事類苑・官位六三))④ 「御次の間」に控える召使、侍臣。[初出の実例]「宿りの番組奥へ乱れ。御次よりは口にかけ出」(出典:浮世草子・男色大鑑(1687)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例