御湯殿の儀式(読み)オユドノノギシキ

デジタル大辞泉 「御湯殿の儀式」の意味・読み・例文・類語

おゆどの‐の‐ぎしき【御湯殿の儀式】

皇子誕生のとき、吉日を選んで産湯うぶゆを使わせる儀式御湯殿始め
「―をはじめて、御弦打ち、ふみ読む人も」〈夜の寝覚・五〉

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精選版 日本国語大辞典 「御湯殿の儀式」の意味・読み・例文・類語

おゆどの【御湯殿】 の 儀式(ぎしき)

  1. 皇子の誕生のとき、産湯(うぶゆ)をあびさせる行事宮中では吉日を選び、朝夕二回、七日間繰り返し、読書鳴弦なども行なわれる。御湯殿始御湯殿
    1. [初出の実例]「医師、陰陽師など、道道のしるしあらはれたる祿賜はせ、うちには、御湯殿のぎしきなど、かねてまうけさせ給ふべし」(出典:紫式部日記(1010頃か)寛弘五年九月一一日)

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