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御稲田 みいねだ

世界大百科事典 第2版の解説

みいねだ【御稲田】

宮内省大炊寮の所管する供御(くご)田。大宝令では,〈供御造食料田〉を屯田(みた)と名づけて畿内に分置し,宮内省より屯司を差遣して営造に当たらせると定めたが,養老令では,官田・田司と改称し,大和・摂津両国に各30町,河内・山背両国に各20町,計100町の官田を置くと定めた。ついで平安遷都後,《延喜式》の制では,山城20町,大和16町,河内18町,和泉2町,摂津30町,計86町の官田を配置し,それを国営田46町と省営田40町に分けて,天皇の供御および中宮・東宮の年料の稲・粟・糯は宮内省営田の収穫をもって充てることとした。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の御稲田の言及

【氷室】より

…しかし氷戸制は律令体制の衰退とともに消滅し,鎌倉初期以降主水正を世襲した清原氏が,目代-預-供御人の系列を組織化し,各氷室に付属する氷室田を含めて,諸役免除,一円進止の禁裏御料所と称して知行した。これは宮内省大炊寮の御稲田(みいねだ)の知行形態に似ており,御稲田とともに室町時代末まで存続したことは,主水正目代の職にあった中原康富の日記《康富記》や広島大学所蔵《猪熊文書》所収の氷室文書などによって確認できる。氷の朔日(ついたち)室(むろ)【橋本 義彦】。…

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