御膳籠(読み)ゴゼンカゴ

デジタル大辞泉 「御膳籠」の意味・読み・例文・類語

ごぜん‐かご【御膳籠】

仕出し料理を入れて運んだ、方形の竹かご。てんびん棒の両端にかけて担ぐ。

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精選版 日本国語大辞典 「御膳籠」の意味・読み・例文・類語

ごぜん‐かご【御膳籠】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 料理を入れ、天秤(てんびん)の両端にかけてかつぐ方形の竹籠。主として料理屋の仕出しに使われた。
    1. [初出の実例]「下(しも)村の表へならぶ御ぜんかご」(出典:雑俳・川柳評万句合‐宝暦一一(1761)信三)
  3. 屑屋紙屑などの屑物を入れてかついだ籠。
    1. [初出の実例]「なに、あの紙屑を返してくれ、お気の毒だが御膳籠(ゴゼンカゴ)へ一緒に明けてしまったから」(出典:歌舞伎勧善懲悪覗機関村井長庵)(1862)七幕)
  4. ごさいかご(御宰籠)
    1. [初出の実例]「文箱とごぜんかごを荷って行を」(出典:咄本・無事志有意(1798)大屋)

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