復員省(読み)ふくいんしょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

復員省
ふくいんしょう

旧陸海軍の復員業務を担当した行政機関。 1945年 12月陸海軍両省を廃止し,第一,第二復員省が設置された (昭和 20年勅令 675号,681号) 。第一復員省は旧陸軍の,第二復員省は旧海軍の復員業務と残務整理を担当した。第一,第二復員大臣を長に両省とも大臣官房ほか4局から構成され地方に出先機関を有した。 47年6月,両省は一つの復員庁 (総裁,総裁官房,第一,第二復員局) に縮小されたが,同庁も 10月には第一復員局を厚生省に移し 12月末に廃止された。

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デジタル大辞泉の解説

ふくいん‐しょう〔フクヰンシヤウ〕【復員省】

第二次大戦後の昭和20年(1945)、復員業務のために設置された中央官庁陸軍省改組した第一復員省と海軍省の改組による第二復員省があり、翌年、両省を統合して復員庁が設置された。

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百科事典マイペディアの解説

復員省【ふくいんしょう】

第2次大戦後,日本軍隊の復員業務を担当した政府機関。1945年第1(陸軍省の後身)・第2(海軍省の後身)復員省が新設,それぞれ旧陸・海軍の解体,残務整理,復員業務に当たった。1946年両省は統合され,復員庁に縮小改組。→引揚援護庁
→関連項目海軍省陸軍省

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世界大百科事典内の復員省の言及

【復員】より

…占領軍最高司令官マッカーサーは10月16日,〈かくも急速,円滑に復員が完遂されたことは史上にその類例がない〉と復員完了放送を行った。その後,残留していた陸軍本土部隊約20万も復員し,11月30日に陸軍省,海軍省は廃止され,12月1日にそれぞれ第一復員省,第二復員省となり,引き続き外地部隊の復員業務を担当した。海外には陸軍約309万人,海軍約45万人が千島・樺太方面,朝鮮・中国本土方面,台湾・南西諸島方面,中部太平洋・南方諸島方面,東南アジア方面などに散在していたが,45年9月にアメリカ軍管理地域から復員が開始され,中国,オーストラリア,イギリス各国軍管理地域から地域差はあるがおくれたところでも48年にはほぼ完了した。…

※「復員省」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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