忘形(読み)ボウケイ

デジタル大辞泉 「忘形」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐けい〔バウ‐〕【忘形】

自己を超越して、無為自然の道を悟ること。
容姿地位など形式的なものを問題にしないこと。隔てのないこと。「忘形の友」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「忘形」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐けい バウ‥【忘形】

〘名〙
① 我を忘れること。物我を超越して、無為自然の道を悟ること。精神の自由を求める結果として、肉体を養うことを無視すること。〔荘子‐譲王〕
容貌、地位、形式などを問題にしないこと。隔てのないこと。「忘形の友」
※篁園全集(1844)四・題杜少陵像十韻「落魄依厳武、忘形遇鄭虔」 〔杜甫‐酔時歌〕

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普及版 字通 「忘形」の読み・字形・画数・意味

【忘形】ぼう(ばう)けい

身の存在を忘れる。〔荘子、譲王〕志をは形をれ、形をは利をれ、を致すは心をる。

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