精選版 日本国語大辞典 「物我」の意味・読み・例文・類語 もつ‐が【物我】 〘 名詞 〙 ( 「物」は衆生のこと ) 仏語。他人と自分。[初出の実例]「混二物我之多一レ諍、証二自他之不二一」(出典:性霊集‐七(835頃)僧寿勢入先師忌日料物願文)「よめは物我(モツガ)の隔心に迷ひて本心をくらまし」(出典:鑑草(1647)一) ぶつ‐が【物我】 〘 名詞 〙 外界一切の物と自分自身。自己以外のものと自我。客観と主観。もつが。[初出の実例]「琴書左右、言笑縦横、物我両忘、自抜二宇宙之表一」(出典:懐風藻(751)秋日於長王宅宴新羅客〈下毛野虫麻呂〉)[その他の文献]〔列子‐楊朱〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「物我」の読み・字形・画数・意味 【物我】ぶつが 物と我。客と主。梁・江淹〔雑体詩、張綽の雑述に効(なら)ふ〕物我に懷をる 以て鳥をも狎(な)れしむべし字通「物」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報